top of page

マニュアル・コモンズに向けて

  • 11-1studio
  • Apr 10
  • 2 min read

<一歩先への宣言> 

2026年度、11-1studioは「DIYの場所」から、一歩先の 「マニュアル・コモンズ(Manual Commons)」 を体現し、社会に示す場へと進化します。



<プロもアマも握れるハンドル>

これまで11-1studioは「カフェとシェア工房がある、DIYと地域交流の場所」として歩んできました。

でも、私たちが本当に目指しているのは、単なる日曜大工や交流の推奨ではありません。

ここで実践しているのは、建築家が設計した「空間のルール(OS)」の上で、プロのパティシエや写真家から、地域の主婦、大学生、そして好奇心いっぱいの小学生までが、等しく、かつ美しく場所を使いこなすという、新しい建築のあり方です。

プロか、アマチュアか。 その境界線を超えて、誰もが「専門外」を感じることなく、カフェの店主として、あるいは表現者としてこの場所のハンドルを握れること。その「ドライブ感」を設計するのが、私たちの仕事です。


<なぜ建築家が運営するのか> 

なぜ、建築設計事務所がこの場所を運営しているのか。 それは、空間を素人工作の「妥協」で終わらせないためです。

プロが引く「一本の線の強さ」や「構造の合理性」という土台があるからこそ、その上で誰が何を動かしても、空間としての質が損なわれず、むしろ使い込むほどに洗練されていく。 私たちは、ここで何かを企てるすべての人々が主役(ドライバー)として、最高に格好よく、安全に場所を乗りこなすための「マシンの設計」をし、その実装実験を行っているのです。



<文化への昇華> 

「つくる」ことを、個人の趣味から「場所を共に育てる文化」へ。

 今年は、事務所としての知見をフルに活用し、皆さんの「つくる」がプロの精度で空間の価値に変わるような、新しい時代の文化「マニュアル・コモンズ」を、公開ディスカッションや展示、出版などを通じて明らかにしていきます。

(プロの設計) × (ここで何かをやってみようとする人々の使いこなし)

その掛け合わせから生まれる「見たことのない風景」を、一緒に作りましょう。



「自律共生的道具とはそれを用いる各人におのれの想像力の結果として、環境を豊かなものにする最大の機会を与える道具のことである。」(イヴァン・イリイチ 『コンヴィヴィアリティのための道具』)

Recent Posts

See All
「建築系」と「まち系」の分断

最近、多くの大学の建築学科に「建築系」と「まち系」という分類が生じているようだ。 「建築系」はいわゆる「作家としての建築家」的な昔ながらの意匠系だが、「まち系」はおそらく時代の要請に応じて最近できたものだろう。昔だと都市計画系というのがあったが、どちらかというとそれは行政的...

 
 
 

Comments


bottom of page