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建築と都市とエコシステム

  • 11-1studio
  • Jan 14, 2023
  • 2 min read

Updated: Mar 22

1. 地域の生態系を再編する建築

都市とは人々の様々な生産活動の生態系である。

かつての都市には、ローカルに交流しながら生産するエコシステムがあった。

しかしそのエコシステムは一度意味を失い、都市には断片化した生態系の残骸が残った。


現代の建築家が行うべきこととは、こうした地域の生態系を現代の感覚で再編した、新しい柔軟なエコシステムを都市に構築するような建築をつくることだと考えている。



Before:ローカルエコシステム

様々な生産活動が生態系となり、都市をつくっていた。

東京から埼玉への結節点として集積した材木市場や鋼材屋、それらを扱う材木屋や町工場。こうした製造の街と、家賃の安さから土着したアトリエ村が時に連関しながら創作が行われ、戦後の闇市から発展した商店街が彼らの日常を支えた。

リソースは常に周辺の都市の中に存在し、新たなものを産む原動力としてローカルエコシステムが形成されていた。


Now:断片化された生態系

生産流通体制のグローバル化や事業承継不全に伴ってかつての生態系は断片化し意味を失う。

ローカルエコシステムは徐々に駆逐され、都市はローカルでの生産を前提としないグローバルエコシステムに支えられることになった。

昭和・平成はその都市の「合理化」「非製造業化」が進んだ時代だった。しかしそんな都市は果たして魅力的だろうか。そこに、今後を生き残っていく活力はあるだろうか。

令和の今、そうした疑問と課題が突きつけられている。


&Then:断片化した生態系を現代の感覚で再編する

断片化したローカルエコシステムを、現代の感覚で現代の要素と繋いでみる。現代で何かを生み出そうとする個人やグループと、現存する地域資源を繋ぎ合わせてできあがる柔軟なエコシステムが、新しい都市の風景をつくっていく。



2. 新しい時代のビルディングタイプ

新しい時代には、新しいビルディングタイプが要請され生まれていく。

古いままのビルディングタイプをただ見栄え良くデザインするだけの建築は、運営面でうまくやったとしても、やはりどこかで機能不全を起こしていく。


上のようなことを実現するビルディングタイプというものはこれまでに存在していなかった。だからゼロから新たに想像する必要がある。


単に地域コミュニティの形成にとどまらず、地域に潜在するリソースから再度ネットワークを築き、活発で柔軟性のある生態系を創りだすための建築とは。

住居であっても、店舗であっても、公共的な場であっても、今それが求められている。



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